独特の使い方

Pennは初めて使用する機種でも正常に調整されてれば多少いい加減な投げ方しようと破綻しないしおかしな癖がないから気に入るか気に入らないは別にしても誰でも普通に扱えるように設計されている。
対して右巻きのミッチェル、スピンフィッシャーシリーズのつもりで使用したならベイル返りトラブルが頻発するし扱い難い。
ベイルトリップの位置が違う為にライントラブルは変わらないけどぶれるような投げ方するとダメで少し慣れを要する。
右投げ左巻きの408とかのモデルでは逆にこのトラブルは出にくいようだけど左投げだと事情は変化、逆回転ローターとトリップ位置の関係でラフなキャスティングは出来ない。
Pennの700系は生産性重視で逆回転ローターにせず712/713とも同じ方向に回るし普通の位置にベイルトリップカムがあるのはこのトラブルを知っていた可能性が高い。
フェザリングも正回転ローターでも問題なく出来るしローターブレーキ無しでも荒いキャスティングしても全く破綻しない。
これはPennが優れているわけでも私が上手なわけでもなくそういう特性だからで、ローターブレーキ抜いた12アルテグラもミッチェル並みに軽くリターンするがラフに投げても同じようにベイル返りトラブルは発生しない。
メーカーに関係なく通常のリールでは左投げするとベイル返りトラブルが起きる力が逆に流れてトリップ位置にまでローターが回らないからかなり荒いキャスティングしてもこのトラブルとは無縁になる。
スピニングリールはベイトキャスティングリールのように丸ごと鏡写しにしただけでは同じようにならない証拠でフェザリングしやすい逆回転とか言ってもミッチェルに関しては説得力はない。

何故ならベイル起こすとベイルが急な位置にまで起こせてベイルがフェザリングの邪魔しないようになっているからでこれやるなら最初から正回転にしてくれた方がベイル返りトラブルが起きにくい。

Pennはかなり古いのでもここまでは起こせないけどベイルがフェザリングの邪魔している感じは全くない。
まあ409、309、305もコツを掴めばベイル返りトラブルは起きなくなるしそれなりに快適に使用出来るけど逆回転&トリップ位置の関係でPennの700系程には気楽に使える代物ではない。
ミッチェルの中型300系は8枚ギアで右投げ左巻きの人には違和感全開の逆回転ローターだが、301とか右巻きモデルがあった頃の古いモデルは小型の308等と同様に急な角度までベイル起こせてフェザリングの邪魔しないし簡易ローターブレーキみたいな設計だから小型と事情がかなり異なります。
301とかシーバスに使ってみたいけどストッパーが脆弱なのがネックで未だに手を出してはいない