一応モスボール解いて再整備して何時でも出せるようにした4200ss


サイズなりの強度の設計でハードな使用に向かない面もあるが、それでも長期に渡って使用する事が前提の設計になっている。
ドライブギア外さなくてもストッパーとオシュレーション部に注油出来るようにドライブギアに穴が開けられてるし全バラするにも各部分解整備しやすいように簡単に組み立てられるようになっている。


整備性なら4300ssに勝っているw
狙ってやらないとこんな設計にはならず、こんな用途の限られる小型機でも手抜きは見られない。
樹脂パーツのバリ取ってないなど手抜きがあるんだがリダクションギアも真鍮製だけじゃなくピンはステンレス仕込んでたり中心部のこだわりは凄い。
本国じゃ安い竿とセットになったブリスターパックに入れられて売られてるような事まであったモデルなのに大したものである。

ヴィンテージミッチェル程じゃないがベイルリターンの感触もよい。
ストッパーラチェットの山が4ヶ所しかないのは最初不安だったが、同じ4ヶ所だった440ssより遊びが小さく感じるし6ヶ所ラチェットに代えた状態より遊びは少なく感じる。
4300はドライブギア軸で止めるタイプだがこれは他のssシリーズ同様ピニオンで止めるタイプだし小ささ故に4ヶ所あれば充分と判断されたのが分かる。
4300ssはラチェットの歯は12ヶ所より多い感じだが4200ssより遊びも多く感じるし古いスピンフィッシャーを使う上での魅力、アワせた時の｢ガチン｣がないが4200にはある。
先代3桁420ssと430ssや700系が格好良かった反動からか樹脂ボディの黒ハンドルはカッコ悪いと評判は良くないが、現場に出せば感触良好で緩まない滑らないし寸法、配置共に良好。　
だいたいPennスピニングはこの辺の設計が抜群に上手くハードなバーチカルジギング以外で長さ配置共に不満を感じた事はない。

スプール径以外の大きな欠点、4300ss同様ドラグサウンドがショボい(;´д｀)
いや4300ss以上にショボい

ドラグ性能は良好にもかかわらずサウンドがあまりにもショボい

420ssや716zはサウンド抜群みたいだし714も722もサウンド抜群なのに樹脂4桁小型のサウンドの悪さはどうにかならないものかと…(´・ω・`)
同じ樹脂ボディの440ssもアドレナリン爆発ないい音なんだが何故ここを手抜きしたのか疑問。
良い音を出す3桁台と何故かスプールの互換性がなく手の打ちようがない。