下手したら還暦過ぎとるのもあり

入手したスプールの中には明らか1950年代のも混じってて原始AR−Cと初期ロットっぽい樹脂スプールがそういう年代な感じ。
樹脂の経年劣化が心配だからスプールはあんまり古いのは敬遠したかったけど贅沢言ってられないし今更遅いw
70年代には原始AR−Cスプールは大型の302や306だけになってて8枚ギアからは消えてるのは知っていた。
前から持ってる組立て式の欧州一般タイプのは何時からあったのか全く判らないけどw
古くてもせっかくあるスプールどれも戦力化したいけど樹脂の経年劣化に気を付けて洗浄しないと割ってしまう可能性があり慎重に洗浄する。
戦力化出来る金属製スプールは3つまでな理由がPennのHT-100ワッシャーでMitchellに回せる数が3個、樹脂スプールは小型機で皹だらけにした苦い経験から純正ワッシャーしか使用しない。
ドラグノブが4枚羽根で他サイズと共通なのが8枚ギアでは古い証拠のひとつで8枚ギア系だけは60年代後期から3枚羽根の8枚ギア限定ノブが登場しているけどこの頃の308系は共通の4枚羽根のまま。
8枚ギアだけはスプールころころマイナーチェンジしていてよくそんな金型代が出たもんだと感心してしまうw
使った感じ初期の原始AR−Cと樹脂シャロースプールで充分なんだけどww
308系が人気だったのは日本くらいで本国や大抵の輸出国では8枚ギアが人気だったそうだが、マイナーチェンジの回数、
70年代前半までは作りも小型機より丁寧だった事から考えると頷ける。

逆回転にハイスピードベベルギア作れんからとか8枚ギアが叩かれるような記事も見掛けるけど減速機構に完全平行巻きの実現は大きかった筈でオートマットがあったのも8枚ギアだけだしシンボルだからこその力の入れようが見えてくる。