マイナーチェンジ

前期物と後期物両方あるのは4300ssだけなんだが、Pennは見かけ以上にマイナーチェンジが多い。
ABUも昔はマイナーチェンジ繰り返していたが80年代半ばで色と名前も変わるモデルチェンジになっていてマイナーチェンジはやらなくなっている。
Pennは滅多に名前は変わらないが細かいマイナーチェンジが多く、インスプールもハンドル、ベイルワイヤ、ハウジングカバーに変更が加わっている。

手持ちの713zは黒金になってからの前期物で711zが中期物。
こういう古い欧米リールは前期物がもてはやされる傾向にあるが、Pennの場合それはあまり当てはまらない。
確かにコストカットを一番に持ってきてるが同時に軽くなったり扱い易くなったり浸水しにくくなったりしていてよくなっている事が多い。
インスプールのハウジングの蓋、出来れば金属より繊維強化樹脂にしてくれた方が浸水しにくく僅かに軽くもなるしグリスも漏れて来ないので良い。

4400ssの前期物、後期モデルと比べ、ギアノイズも多くストッパーの遊びも大きくて重量も重い。
440~5500ssの中型スピンフィッシャーの金ハンドルは付け根のネジが緩み易くしっかり締めないとならないし結構重い欠点がある。
不意のベイルリターン防ぐ為にカウンターバランスがあるし無垢材で構成されてるから頑丈な反面どうしても重い。
黒のダイカストハンドル、青物ジギングには亀裂が入ったりして向いてないがシイラプラッギング、シーバス等には何も問題はなくノブも良いが金ハンドルよりデザインが良くないw
中型以下のスピンフィッシャーに改造加えるのは好きじゃないが440/4400ssの4山ラチェットはふかふかで我慢ならずさすがに中期物の6山ラチェットに換えてある。
一時期社外12山ラチェットに換えたが今度はラインピックアップがしにくくなり6山に落ち着いた。
後期モデルの8山は取り付けられないが550ssのを使えるから8山ラチェットにも出来たが、運河のシーバスだけにしか使わないし6山ラチェットで害は何もないからそのまま6山ラチェットになったが、
後期モデルが8山ラチェットになったのは良い判断だと思った。
4桁中型のラインピックアップの邪魔しない落とし所が8山ラチェットで、550ssでもその辺問題ない。
あれ以上にするならワンウェイクラッチ式にする方がマシ。
4300ssはギアノイズが増えたが鉄系パーツが減ってワンタッチスプール取り付けの板バネが樹脂になり折れる危険がなくなりドライバーも一種類でどのビスも行けるようになってるしハンドルノブもよくなった。

ABUは往年の時代のモデルは余り物で構成されていてクリックホイールとスプールが変更されただけの4500/4500cしかないけど主役で息の長い5500cはかなり変更した様子。