ワッシャーの選択

数が足りんかったMitchellのフリクションワッシャー、アンバサダーので代用可能なんだが、
無論どれでもってわけではない。
使えるのは70年代の4500c~6500cのドライブギアの裏側にあるカーボンシートワッシャーと2000年代のマルチディスク式のカーボンワッシャー、初期のパーミングカップのドライブギアの裏側のカーボンワッシャー、80年代ウルトラマグ系のドライブギアの
裏側ワッシャーでこれらは何れも無加工でMitchellのフロントワッシャーに使用可能。
オークションでの入手が容易、まとまった数が手に入る2000年代初期のマルチディスク式のワッシャーが一番オススメ。
Mitchell300や408なんかのスプールをオークションで買うと金属製でもフロントワッシャーが欠品しているケースが5割くらいあるし308系の樹脂スプールなんぞ最初から付いてないっぽい。
8枚ギアの初期の樹脂スプールは100%フロントワッシャーが入ってない。
しかし金属製スプールの純正ワッシャーがきちんと収まる設計になってはいる。
釣り堀程度の負荷ならワッシャー無しでも然程害はないだろうけど経年劣化が疑われる樹脂スプール本体を金属製ワッシャーで直にテンション掛ける事になるのでそれを緩和する意味もあるのでフロントワッシャー入れた方が無難。
今はMitchellの純正ワッシャー単品入手なんて不可能に近いけどアンバサダーのならなんとかなるし70年代4500cのドライブギアの下にあるワッシャーはMitchell純正ワッシャーと見分けが付かない程w

ここで気を付けないとならないのがMitchell樹脂シャロースプールはドラグに強いテンション掛けれない事
繊維強化されとる80年代以後のスプールなら気にしなくてもいいがヴィンテージの樹脂スプールでそれは通用しない。
ワッシャー強化は勿論、ジギングに使うようなドラググリスの使用もタブーで純正ワッシャーかアンバサダーのワッシャーに量販店にあるダイワの安いチューブグリス塗布程度で留めておく。
釣り堀や渓流程度ならそれで充分だし8枚ギアでシーバスとかは緩いのは我慢、
そうしないとヒビだらけになるリスクがある。
ドラグ強化してしまうと4lb程度の糸&釣り堀のニジマスとブラウントラウトくらいでヒビだらけになる。
強化したいなら金属製スプールを使用、ワッシャーにPennのHT−100にシマノのドラググリスで必要な強化は達成される。
550ssに使われてるので良いけど440ssと4300ssのでも使用可能。
1kg程度のテンション掛けても安定して作動するし300g程度でもスムーズなので実にいい感じ。
8枚ギアの古い金属製スプールに入ってる赤いファイバーワッシャーはカーボンシートのより更に落ちるが樹脂スプールに転用するには良い。
これもたいして強化されないしワッシャー無しの時よりマシな感触になる。
やらしいのが8枚ギア系の70年代になってからの樹脂スプールはフロントがテフロンなんだがこれをカーボンシートに入れ替えるとグリス塗っててもシャクリが出て上手い具合にならず純正テフロンワッシャーしか使えそうにない事で何も手が打てない。
古い樹脂スプールではそんな事ないのに不思議。